ブラック・レイン(日本人キャスト)
特典映像はアメリカ側からの撮影秘話で、日本人でインタビューを受けていたのは高倉健だけだった。日本を舞台にした映画で、日本側に何か言い分はないのかとワタシは思ったのだが、あった。ボーナスディスクの方に。購入時にいくつバージョンがあったか忘れたが、恐らくボーナスディスクは日本オリジナル制作だったのではと思う。
出演者としてインタビューに応えていたのは、内田裕也、神山繁、島木譲二、小野みゆき、ガッツ石松、國村準など。ガッツはリドリー・スコットにイレズミを見せてくれと言われ、自分はアクターで本物のやくざではないと答えたそうだ。神山は、ニックがニセ札を明かすシーンの前でいいことを言っていたのに、本編ではそれがカットされたと言っていた。
小野みゆきは、恐らく本編ではほとんどセリフがなかったと記憶しているのだが、ココではいろいろ舞台裏を教えてくれた。はじめは「角枝(カクエ)」という役名で、日本人としてあまりない名前だといい、結果「みゆき」になった。また、当初は若山富三郎演じる親分の娘で、松田優作演じる佐藤の恋人という設定だったが、2時間枠に収める関係からかそれがなくなり、2人の愛人という設定になったそうだ。
「ファンのコメント」というメニューがあるが、出てきたのは一般人ではなく、爆笑問題の太田、くりぃむしちゅーの上田、リリー・フランキー、加藤雅也などの芸能人たち。つまり『ブラック・レイン』のファンというより、松田優作のファンたちだ。
出演者からリドリー・スコットへのメッセージでは、みなそれぞれに自分らしいことばを使っていたが、その最後が島木譲二のパチパチパッチンだった(笑)。島木は撮影の合間にもコレをやっていて、マイケル・ダグラスの息子からyou are crazyと言われたそうだ。
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