坂本龍一|設置音楽展に行ってきた
公開日:
:
最終更新日:2022/09/11
坂本龍一 フィリップ・K・ディック
新譜『async』リリースに伴う坂本龍一の展示が、4月から開催されていた。今までそれに気づかず、明日28日で終了だったので、今日行ってきた。
会場は、渋谷区神宮前にあるワタリウムという美術館。縦長のモダンなデザインのビルは、街中に溶け込んでいる。展示は2階から4階までで、順路は2階から上に進むことになっていた。
2階は、新譜『async』を5.1chサラウンドで試聴するブース。映像作家による抽象的な映像も、併せて流していた。エレベーターのそばには、制作時に坂本が見たり読んだりしていた作品が羅列。ワタシが見てわかったのは、『シェルタリング・スカイ』のDVDと小説。フィリップ・k・ディックの『ユービック』。小説は、大半が洋書だった。
3階は、制作時に過ごしていたところの映像。タブレットとスマートフォン数台を壁に貼り付けて、ひとつの場所を4〜7種類くらいの角度から捉えた映像として展示していた。恐らく坂本の自宅スタジオであろう、機材が密集した部屋の映像もあった。4階は、『async』を流しながら2階とは別の作家の映像を流していた。アフリカの子供たちなど、有機的だった。
1階とB1階はショップ。B1階では『async』のアナログ盤を試聴することができ、2曲ほど聴かせてもらった。プツプツする音が、なんともアナログらしい。目線の少し上には、坂本のこれまでのアルバムのアナログ盤が展示されていた。
冒頭に書いた通り、この展示は明日28日までです。興味ある方はぜひ!
関連記事
-
Ryuichi Sakamoto CODA
坂本龍一のドキュメンタリー映画を観た。 311の東日本大震災の現地を訪れる場面から始ま
-
坂本龍一バンドスタイルのライヴへ
YMOという強烈なキャリアがあり、一般的には映画『ラスト・エンペラー』以来世界に名だたる音楽
-
『坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア』に行ってきた
初台のインター・コミュニケーション・センター(ICC)で開催されている、坂本龍一のトリビュー
-
「LIFE –fluid,invisible,inaudible…」に行ってきた
「LIFE –fluid,invisible,inaudible…」というアート展を観に行っ
- PREV
- ライドがHostess Club All-Nighterに
- NEXT
- メッセージ(ネタバレあり)