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ロバート・メイプルソープ写真展に行ってきた

公開日: : 最終更新日:2023/10/14 イベント

ロバート・メイプルソープ写真展

写真家ロバート・メイプルソープの展示に行ってきた。場所は銀座シャネルの4階ギャラリー。行った日は雨だったのだが、入り口にドアマンのような人がいて、傘を袋に入れてくれた。

ギャラリーは3つの展示室になっていた。エレベーターを出たところ、およびその次の2室が「white gallery」、そして奥が「black gallery」と題されていた。約90点の写真が飾られ、すべてモノクロだった。white galleryはその名の通り壁の色が白を基調にしていて、すっきりしたイメージだ。メイプルソープは人物しか撮らない人と勝手に思っていたが、人物以外にも花や風景などの写真があり、新鮮に感じた。

そして、奥のblack galleryだ。こちらもその名の通り壁や床、天井が黒で統一され、white galleryとコントラストを成している。展示写真も、SMチックだったり男性の局部が思いっきり出ていたりと、かなり大胆だ。の、映画俳優になる前のボディビルダー時代と思しき写真もあった。

ひと通り観たので引き上げようとしたが、ふと思い出したことがあった。ワタシにとっては、メイプルソープといえばのファーストアルバム『Horses』のジャケット写真をとった人というイメージが強く、実際ふたりはある時期を公私共にパートナーとして過ごしていた。とすれば、この中にもパティの写真があるはずだ。なぜ気づかない?慌てて図録を見直すと、white galleryに1枚あることがわかった。後ろ姿でシーツに身をくるめ、振り向いて顔を半分だけ見せていた。危うく、気づかずじまいになるところだった。

なぜ今回この展示が実現したかというと、銀座シャネルのビルを建てた建築家がプライベートで所有する写真だそうだ。約90点が一気に公表されるのは、とても珍しいとのこと。この展示は、4月9日まで開催されています。入場は無料です。

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