チャック・ベリーさん(Chuck Berry)死去
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Chuck Berry ビートルズ, ローリング・ストーンズ
チャック・ベリーさんが18日に亡くなった。90歳だった。正式な死因は今日になって報道され、自然死とのことだ。
チャックさんこそは、ロック創始者のひとりにして、最も起源に近い人だった。それ以前の暗く重い黒人音楽に対し、恋愛やクルマといったティーンエイジャーが身近に感じるテーマを、明るく軽快なギターサウンドに乗せて歌った。ビーチ・ボーイズの『Surfin USA』は、『Sweet Little Sixteen』のパクリもいいとこだ(笑)。
ビートルズもローリング・ストーンズも、チャックさんに多大な影響を受けた。ビートルズの『Rock And Roll Music』も『Roll Over Beethoven』も、チャックさんがオリジナルだ。『Back In The U.S.S.R.』は、チャックさんの『Back In The USA』をもじったものだ。ストーンズは『Let It Rock』や『Carol』などをカヴァーし、98年のツアーでは『Little Queenie』を歌っていた。
個人的には、1度だけチャックさんのライヴを観たことがある。97年3月の赤坂ブリッツで、つまりちょうど20年前ということになる。今では70代で気を吐いているアーティストは結構いるが、当時70歳のチャックさんはおじいちゃん感満載だった。ぶっちゃけ、質を問うよりも元気でやってくれていることに感動を覚えた。ダックウォークも、もちろん披露してくれた。
去年10月に90歳を迎え、今年ニューアルバムをリリースするという話もあった。このアルバムは、もうすぐ世に放たれるのではないだろうか。お悔やみというより、ありがとうという感謝の気持ちでいっぱいだ。
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