アップサイド・ダウン:クリエイション・レコーズ・ストーリー(2011年)
クリエイションレコードの盛衰を追ったドキュメンタリー映画『アップサイド・ダウン』を観た。
ボビー・ギレスビーの友人アラン・マッギーがクリエイションを立ち上げ、数々のバンドを抱え、世に送り出し、そして最後は潔く散っていく。その太く短いさまをほぼ時系列に沿って進めつつ、マッギーやボビーをはじめとする当事者が語り、合間に当時の映像が流れるという、構成としては非常にシンプルだ。
コメントを寄せているのは、ジザメリのジム、マイブラのケヴィン・シールズ、ライドのマーク・ガードナーとアンディ・ベル、ハウス・オブ・ラヴのガイ・チャドウィック、ティーンエイジ・ファンクラブのノーマン・ブレイク、スーパー・ファリー・アニマルズのグリフ・リース、そしてノエル・ギャラガー。意外なところでは、ディヴァイン・コメディのニール・ハノンや、なんとボーンヘッドも。
マッギーは、よく言えば気さくで憎めない人だが、ビジネスマン/経営者としてはかなり微妙。というか、そもそも当人もてきぱきとビジネスなどするつもりもなく、たまたまうまくいってしまったという感覚だったのかもしれない。
この作品、2011年サマソニで先行上映され、その後8月下旬から一般公開されていた。ワタシは、11月に吉祥寺のバウスシアターに観に行っていた。バウスシアターは爆音上映の元祖のような音楽に力を入れていた映画館だったが、惜しまれつつ2014年に閉館している。
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