*

オアシス スーパーソニック(ネタバレあり)

公開日: : 最終更新日:2022/11/23 Oasis

IMG_20170101_184124

のドキュメンタリー映画を観た。結成以前から96年のネブワース公演、つまりバンド初期に絞っている。

とにかく、貴重な映像や写真が満載だ。リアムとノエルの幼少時の写真やエピソード、母親や長兄ポールのコメントなど、ギャラガー兄弟のヒストリーにもなっている。地下室でのリハーサル映像では、なんと『All Around The World』を演奏している!リリースは97年のサード『Be Here Now』のときだが、曲の骨格は91年の時点で既にできあがっていたことになる。

メンバーで1台のバンに機材を詰めて乗り、マンチェスターからグラスゴーまで行ってライヴをし、そのままバンで戻ってくるという、プロ契約前のバンドなら必ず体験するようなことも、当然彼らは通過している。アラン・マッギーがたまたまライヴ会場にいて契約にこぎつけたことや、オアシス以前にノエルがインスパイラル・カーペッツのローディーとして日本に来ていたことなども明かされる。

94年初来日時の映像もある。空港やホテルに詰めかけた女性ファン、クアトロでのステージなどが、公式映像として世界に発信されるのは、日本人として誇らしい気持ちになる。メンバーは、英語圏でもない国なのに、皆が熱狂して迎えてくれていると、喜びよりも驚きの方が勝っていたようだ。

映像は、必ずしも自画自賛に終始していない。ノエルが全米ツアーを途中で離脱したこと。技術的に問題のあった、ドラマーのトニー・マッキャロルの解雇。95年のツアーでギグジーが精神疲労で離脱し、代役を立てるもその男も離脱。ボーンヘッドがベースをこなしたこともあったそう。ギャラガー兄弟以外ではボーンヘッドのコメントが多く、トニーのコメントも採用されている。

そうしたさまざまな行程を経て、23万人は動員したとされるネブワースのステージに至る。冒頭でちょこっとだけ流れ、ラストがその続きになっているという具合だ。

関連記事

オアシス(Oasis)、7回目の単独来日

ベック来日とかぶるように、オアシスが来日中である。公演は29日までになっていて、ワタシは28

記事を読む

オアシス、ニュースステーション出演

先週、MTV関連のイベントに出演するためにオアシスが来日していた。来日時の様子はソニーミュー

記事を読む

プロデューサー

ワタシが洋楽にハマるきっかけになったのは、レッド・ツェッペリンとプリンスだ。プリンスは自分の

記事を読む

オアシス(Oasis)『Don’t Believe The Truth』を聴いた

オアシスの新譜を聴いた。個人的意見としては、かなり「微妙」だ。これまでオアシスの作品を聴いて

記事を読む

オアシス(Oasis)『Definitely Maybe(DVD)』

オアシスのDVD『Definitely Maybe』を観た。94年にリリースされたファースト

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑