スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐(2005年)
クローン大戦の勃発から、3年が経過。共和国の最高議長パルパティーンが分離主義勢力に捉えられ、オビ=ワンとアナキンでドゥークー伯爵を倒し、パルパティーンを救出。しかし、ジェダイ評議会は長期に渡り最高議長の座につくパルパティーンを疑っていた。
評議会は、アナキンをスパイとしてパルパティーンのもとに送る。パルパティーンはフォースの暗黒面のすばらしさを説き、自らがシスの暗黒卿ダース・シディアスであることを明かす。パドメが死亡する予知夢を見ていたアナキンは、フォースの暗黒面の力がパドメを救えるというシディアスの誘惑に負け、ついに暗黒面に落ちてしまう。
エピソード1から続いていた新3部作のラストであり、ついにダース・ベイダーが誕生する。パルパティーンことダース・シディアスは、銀河帝国を興してしまう。ジェダイの騎士たちは次々に倒され、ヨーダとオビ=ワンだけが生き残る。惑星ムスタファーにおける、暗黒面に落ちたアナキンとオビ=ワンとの戦いは、エピソード4の2人の対決よりも激しく、そして悲しい。
アナキンがダース・ベイダーになるのとほぼ同時に、パドメが双子の赤ちゃんを出産。ルーク、レイアと名付けた直後に、自身は息絶えてしまう。レイアは親ジェダイ派のペイル・オーガナ議員が預かり、自身の養女として育てる。一方のルークは、惑星タトゥイーンにてアナキンの親戚筋に預けられ、オビ=ワンはベン・ケノービと名を変えてルークを見守ることに。これが、20年後のエピソード4へとつながっていく。
決して明るい幕引きではないが、いくつかの謎がこの作品で明らかになっている。そして、公開当時ジョージ・ルーカスはこの作品がスター・ウォーズ・シリーズの最終作になると公言していた。個人的には、エピソード6公開時のテレビ特番で全9部作の構想を聞いていたので、でも実際には6部作でスター・ウォーズは終わっちゃったんだなあと思ったものだった。
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