*

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART.1(2010年)

公開日: : 最終更新日:2023/03/14 ハリー・ポッター

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART.1(2010年)

ヴォルデモートは魔法省を支配し、デスイーターとなったスネイプが魔法魔術学校の校長に就任。ハリーはホグワーツ魔法魔術学校にて進級せず、ヴォルテモートを倒すべく「分霊箱」を探す旅に出る。ロンとハーマイオニーもハリーと行動を共にするが、少ない手がかりでほぼあてのない旅となり、やがてロンとハリーは仲間割れを起こしてしまう。

「死の秘宝」とは、「ニワトコの杖」「蘇りの石」「透明マント」を指し、この3つを手に入れれば死を克服できるとされている。今作のラストで、ヴォルテモートはダンブルドアの棺からニワトコの杖を手に入れてしまう。

シリーズ第7作で、これまではホグワーツ魔法魔術学校が舞台になることが多かったのだが、今回は3人によるロードムーヴィー風になっていて、美しく豊かな自然の中を次々に転々としている。何度も書いているが、3人が少年少女から大人へと成長を遂げていて、特にハーマイオニー役のの成熟ぶりがハンパない。

ロン役の人とハリー役のダニエル・ラドクリフには、この8部作がこの後生涯ついて回り、そのイメージが良くも悪くも作用してくると思われる(それを受け入れてもいいと思える作品、という解釈もできる)。しかしエマ・ワトソンは、この作品をキャリアの一部にして、より女優として自由に活動ができる領域に、この作品で至ったのだと思える。ソフィア・コッポラ監督作『ブリングリング』では、彼女は主役をこなしている。

カイザー・チーフスのヴォーカル、リッキー・ウィルソンがちょい役で出演しているようだ。当初は最終作PART.2の方に殺し屋役で出演予定というニュースが流れていたが、実際のところはPART.1序盤にてヴォルテモートの手下に捕らわれる役として一瞬だけ出演。セリフはなし。よほど注意深く見ていないと、気づかないレベルだ。

関連記事

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年)

三大魔法学校対抗試合が100年ぶりに行われることとなり、各学校の代表者が炎のゴブレットから選

記事を読む

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年)

ヴォルテモートの復活を認めようとしない魔法省は、ハリーを強引に裁判にかけたり、魔法魔術学校に

記事を読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年)

両親のいないハリー・ポッターは人間の家に預けられて育つが、半ば虐げられている状態。11歳にな

記事を読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年)

一時帰省を経て、ホグワーツ魔法魔術学校に戻ったハリーたち。マグル(非魔法使い)出身の女性たち

記事を読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART.2(2011年)

分霊箱を次々に壊す、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人。その最後のひとつがホグワーツ魔法魔術

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑