ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年)
三大魔法学校対抗試合が100年ぶりに行われることとなり、各学校の代表者が炎のゴブレットから選出される。3名の代表者が選出された後、なぜかハリーの名前まで出てしまい、4人で対抗試合が行われることに。
ハリーは3つの課題をクリアしてホグワーツの代表セドリックと優勝を分け合うが、優勝杯がキーになっていて、2人はヴォルテモートの父の墓の前に飛ばされる。セドリックはペティグリューによって死の呪文で殺されてしまい、父の骨、ペティグリューの腕の肉、そしてハリーの血によって、ついにヴォルテモートが復活してしまう。
シリーズ第4作だが、セドリックの死やヴォルテモートの復活など、今までの作品に比べて最も暗く、そして重い。前半ではハリーが対抗試合に出ることでロンをはじめ仲間から総スカンを食うが、終盤のドス黒い雰囲気の比ではない。ヴォルテモートは白い肌にスキンヘッドで、なぜか鼻がなく、不気味で異様だ。
そんな暗い雰囲気のヴォルテモートの復活劇だが、ハリーとの対決においては、ハリーの両親の霊が現れてハリーを助けるくだりに、少しだけ救われる。これまで語り継がれてきたヴォルテモート、ハリーの両親、そしてハリーの対峙が、少しの時間ではあるが再現した瞬間だったのだ。
今回、セドリックはハリーに並ぶ正統派キャラの立ち位置で、演じているのは『トワイライト』シリーズ、そして『テネット』のロバート・パディンソンだった。
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