ナイト&デイ(2010年)
ジューンは、ボストンに帰るための空港でぶつかったロイと機内でも席が近くなり、会話を交わす。しかしトイレから戻ってきたジューンは、機内の乗客やパイロットがみな殺されていることを知る。そして、殺したのはロイ。飛行機は不時着し、ジューンは意識を失う。翌朝気が付いたジューンは、CIAを名乗る男たちによって連行されかかり、ロイはその裏切り者だと言われるが、そこに現れたのがロイ。ジューンは、否応なくロイと行動を共にするハメになる。
目まぐるしいカーチェイスや激しい銃撃戦は、視覚に訴える。舞台もアメリカからオーストリア、スペインと移り変わり、特にスペインでのバイクとクルマによる狭い道路の中での攻防(闘牛まで絡んでくる)は凄まじい。主演がこの2人なので、主と従という関係にするわけにもいかず、そこはうまく持って行っている。
ジューンが後半はロイを食うばかりのアクティブさを見せるが、もともとは一般人であるはずのジューンがここまでやれてしまうのは不自然で、せめて裏付けとなる設定をもう少ししっかりしておけばいいのにと思った。父の後を継いで自動車工場を営んでいるが、それだけではやたらと運転がうまかったり、組織の尾行をまけたりということの裏付けには乏しい。例えば元レーサーで、反射神経が常人より発達しているとか。
続編は・・・作れそうな気もするが、さてどうかな。『スピード』が、1作目はキアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックが主演だったが、2作目ではサンドラの役とキアヌの役は別れたことになっていて、ジェイソン・パトリックという人が新しい彼氏として登場している。このパターンかも。
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