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ラッシュ/プライドと友情(2013年)

公開日: : 最終更新日:2021/02/07 ロン・ハワード

ラッシュ/プライドと友情(2013年)

女にだらしないが天才型レーサーの、ジェームズ・ハント。沈着冷静で気難しい、ニキ・ラウダ。2人はほぼ同時にF-1レーサーとなり、ハントはマクラーレン、ラウダはフェラーリに乗る。互いに意識し合うライバル関係となる。

1976年、ラウダは勝ち続けてポイントを稼ぎチャンピオン争いを独走。しかし、ドイツのニュルンブルクサーキットで大事故を起こしてしまい、瀕死の重傷を負ってしまう。ラウダ不在の間、ハントはポイントを稼いで猛追。そして6週間後、まだ傷が完治していないラウダはレースに復帰し、最終戦の直接対決で雌雄を決する。

実在のF-1レーサー、ジェームズ・ハントとニキ・ラウダの2人を主人公とする伝記映画だ。ぶっちゃけF-1界では、1度チャンピオンになっただけのハントの存在感はさほどでもない。一方ラウダは3度チャンピオンに輝き、映画でも描かれている大事故からの生還もあって、その存在感は大きい。アイルトン・セナとアラン・プロストのドライビングを合わせたのがラウダ、と、以前Numberに書かれていたこともある。

映画はどちらかというとハントの側から描かれていて、それは破天荒なハントの方が手堅いなラウダよりも主人公向きだったからだと思う。レースのシーンは鑑賞に堪えうる迫力を備え、恋愛模様やチームクルーとのやりとりなど、F-1を知らずとも楽しめる仕上がりになっている。

ハントを、ラウダをダニエル・ブリュール、ハントのパートナー・スージーをオリヴィア・ワイルドというのが主なキャスト。クリスは『マイティ・ソー』などで顔を売っていて、ダニエル・ブリュールは『シビル・ウォー』に出演していた人だ。監督は、ロン・ハワード。

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