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機動戦士ガンダム MS IGLOO

公開日: : 最終更新日:2022/03/03 MS IGLOO

機動戦士ガンダム MS IGLOO

のサイドストーリー、『MS IGLOO』を観た。1回30分の全6話構成で、前半3話が『1年戦争秘録』、後半3話が『黙示録0079』となっている。時期的には1年戦争つまりファーストガンダムで、ジオン軍の新兵器を実用試験する技術部隊の模様を描いている。

ファーストガンダムの基本の展開を踏襲しつつも、あまり日の当たらない戦争の裏側にスポットを当てたという形だ。基本の展開だが、『1年戦争秘録』ではルウム戦役やオデッサ作戦と時期を同じくし、『黙示録0079』では終盤のソロモンや星一号作戦と重なり、ラストが1年戦争の終焉となっている。登場するモビルス-ツやモビルアーマーは、ファーストガンダムには全く登場しておらず、どうにも後付けの感が否めない。ではあるが、メカデザイナーの人が描いたいくつかのボツ案を再生させたのかな、という想像もしてしまう。

面白いのは、地球連邦軍の描き方だ。この技術部隊の相手となるのはもっぱらジムやボール、マゼランやサラミスで、その兵士たちの口調がなぜかガラが悪い。ガンダムは一度モニターに登場したのみ、ホワイトベースに至ってはかすりもしていない。第1話では、赤いザクが登場していた。

そしてなんといっても、この作品の最大の意義は3DCGで描いたことだろう。人間の動作はやはりどうしてもぎこちなくなってしまうが、ザクやムサイ、グワジンなどがCGとなって鮮明になったのは、新鮮でインパクトがあった。

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