機動戦士ガンダムF91(1991年)
宇宙世紀0123年。クロスボーン・バンガード(CV)が地球連邦政府の打倒と貴族主義社会の実現を掲げ、スペースコロニー「フロンティア4」を襲撃。少女セシリーを拉致。実は、セシリーはCV総帥の孫娘ベラ・ロナだった。
コロニー内の連邦軍正規軍人が多数死亡したため、民間人を動員せざるをえない中、セシリーの友人シーブック・アノーは、新型モビルスーツ・ガンダムF91に乗ることに。F91を設計したのは、シーブックの母だった。
ガンダムシリーズで、『逆襲のシャア』の30年後が舞台。よって、以前のキャラクターは登場しない。セシリー/ベラの境遇はかつてのセイラ/アルテイシアの設定を進化させたように思われるし、シーブックと妹リィズは、ZZのジュドーと妹を思い起こさせる。母が科学者という設定は、Zガンダムのカミーユとその母を思い起こさせる。
テレビシリーズの再編集でもない、いきなりの劇場版2時間ものということもあり、ストーリー展開は唐突な感が否めない。いや、むしろよくまとめている方ではないだろうか。家族がテーマと思わせる描写も多く、ラストはハッピーエンドだ。
ワタシがこの作品をはじめて観たのは、1991年に劇場に足を運んでのこと。そして、これ以降のガンダムにワタシはついて行けなくなっていた。ガンダムUCが登場するまでは。また、ネットしてわかったのだが、F91にはマンガでの続編があるとのこと。今でも入手できるかな。
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