ピーター・サヴィル・ショウを観に行ってきた（2003年10月26日）

ラフォーレ原宿のミュージアムで開催されている、ピーター・サヴィル・ショウを観に行って来た。

グラフィック・デザイナーのピーター・サヴィルは、マンチェスターのインディレーベル「ファクトリー」に参加し、ジョイ・ディヴィジョンやニュー・オーダーのジャケットを手がけている。展示会のためにニュー・ オーダーがオリジナルのBGMを制作していて、会場内で限定販売。しかし枚数稀少とのことで、この日は売り切れになっていた。展示会が始まったのがこの前日からなので、その時点で完売してしまったらしい（残念）。そのBGMは場内で流れているのだが、アンビエントに寄っていながらも、ニュー・オーダーらしいデジタルポップといった感じだった。

展示物は上記の2組に関するものが最も多く、特にジョイ・ディヴィジョンのセカンド『Closer』にあったエピソードが目に付いた。リリース前にイアン・カーティスが自殺し、ジャケットを差し替えるという話も出たのだが、ジャケットのセレクトにはイアンが深く関わっていて、残ったメンバーがイアンの意思を尊重すべきとして、結局そのままでリリースされたそうだ。他にはOMDやウルトラヴォックス、ロキ シー・ミュージック、ピーター・ガブリエル、ワム！、パルプ、スウェードなどのジャケットもあって、結構自分で持っている作品のジャケットが、この人の手によって描かれたんだなと気付かされた。

この展示会は、2003年11月9日まで催されています。会場限定CDは、次回は2003年11月1日入荷とのこと。