ニュー・オーダー(New Order)『3 16』
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最終更新日:2022/09/25
New Order ジョイ・ディヴィジョン, ニュー・オーダー
2種類のライヴ映像とインタビューを収録した、貴重な映像作品だ。1つ目はニュー・ヨークでのニュー・オーダーとしての初期のライヴで、イアン・カーティスの死に立ち止まることなく走り出したはいいが、メンバーの表情はみなうつろで、どことなく焦点が定まっていない気がする。曲はもちろんファースト『Movement』からが大半で、今では演奏されなくなった曲が大半。『Dreams Never End』はピーター・フックがリードヴォーカルで、映像として更に基重だ。
もうひとつは、98年のレディングフェスティバルのステージ。『Republic』以降、メンバーは各々のソロプロジェクトに走るようになり、このときは約5年ぶりのステージだったとのこと。数万人のオーディエンスに囲まれている光景は壮観だが、演奏の精度は残念ながら高くはない。しかし、メンバーはリラックスした様子で楽しそうだ。アンコールの『World In Motion』では、曲作りにに関わっているというコメディアンが飛び入りしている。
インタビューは、全員揃って受けている。PVについても言及していて、なるべく自分たちは出たくなかったとか、ヘヴィメタバンドを装った『Touched By The Hand Of God』を観たファンから、ライヴで見た目が違っていて金返せと言われたなど、ユーモラスに答えている。バーナード・サムナーが若いアーティストをディスるコメントを発するなど、結構興味深い。
今作には全20曲が収録されていて、3=ジョイ・ディヴィジョンの曲、16=ニュー・オーダーの曲。残る1曲『Celemony』は、ジョイ・ディヴィジョン時代に書かれたニュー・オー ダー作品ということで、カウントされていないらしい。
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