ニュー・オーダー(New Order)『Live In Glasgow』
2008年にリリースされた、ニュー・オーダーもっかの最新DVDを観た。2枚組で3時間半以上という、とんでもないヴォリュームだ。
ディスク1は、2006年10月にグラスゴーの2500人規模のライヴハウス(スタジオコーストくらい?)で行われたライヴ。フィル・カニンガムが加入し、ジリアン・ギルバートが抜け、まだピーター・フックがいるという編成。セットリストは、ロック~テクノ~ジョイ・デイヴィジョンという、わかりやすい構成 だ。
ほぼ2曲毎にバーナード・サムナー、フッキー、スティーヴン・モリスの3人別々のインタビューが挿入されていて、ドキュメンタリー風にもなっている。バー二ーはスタジオを好み、フッキーはライヴを好むとのこと。現在のフッキーとニュー・オーダーの関係性を知った上で観ると、彼らが発していることばは、何気ないようでいて結構重い。
ディスク2は、81年から89年の貴重な映像を集約したもの。画質が厳しいものもあるが、 若くて痩せていた(笑)頃の彼らが観られるので、熱心なファンにとってはありがたいところ。曲もディスク1とはかぶらないようになっていて、今のライヴでは演奏されることがないであろう、レアな曲ばかりだ。倒れたバー二ーをフッキーが踏みつけたり、短パン姿でギターを弾きながら歌ったりするバーニーなど、 結構和む。
80年代の映像が終わったところで2005年ハイドパークの映像となり、ディスク1つまり現在へとつながっていくという構成だ。ついでに書けば、ハイドパークの数週間後にバンドは来日し、フジ・ロック・フェスティバルのステージに立っている。
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