アルフィー(2004年)
アルフィーは、女性たちとの出会いを求めてイギリスからニューヨークにやってきたプレイボーイ。人妻やシングルマザー、年上のビジネスウーマン、そして時には成り行きで友人の彼女とも関係してしまうが、結婚する気など毛頭なく、自由で気ままな独身生活を楽しんでいる。しかし、自分がもて遊んでたと思っていたはずの相手の女性たちの方が、実はしたたかである面を見せ始める。
アルフィーは女を扱う術には長けているが(ただし、途中までだが)、ふだんは中国人のオーナーが経営する小さな会社でリムジン運転手としてせっせと働き、会社まではスクーターで通うという小粋な一面も見せていて、特に大金持ちというわけでもないところにはまだ共感ができる。そのアルフィーが壁に当たったときに彼を諭す、偶然出会った老人が結構いい味を出していて興味深い。
主人公アルフィーを演じるのはジュード・ロウ、当初の恋人ジュリーをマリサ・トメイ。劇中で次々に知り合う恋人たちで、ワタシが知っている役者はスーザン・サランドンとシエナ・ミラー。主題歌はミック・ジャガーがデイヴ・スチュアートと組んで作った曲で、もちろんミックが歌っている。
また、この映画はリメイクで、オリジナル版は1966年に制作されている(こちらもいずれは見てみたい)。そして、デイヴァイン・コメディが『Casanova』というアルバムの中で、このオリジナル版に題材を得て『Becoming More Like Alfie』という曲を書いている。
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