ミック・ロンソン・メモリアル・コンサート
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最終更新日:2023/02/12
CD ザ・フー, デヴィッド・ボウイ, ローリング・ストーンズ
93年4月に亡くなった、ミック・ロンソン。その1年後にロンドンで追悼コンサートが開催されており、その模様を収録したCDを聴いた。
参加メンバーは、粒揃いにして豪華だ。一時期はミックと共に活動していた、イアン・ハンター。グレン・マトロックやミック・ジョーンズといった、パンク勢。ロジャー・テイラー(クイーン)、ゲイリー・ブルッカー(プロコル・ハルム)、ロジャー・ダルトリー(ザ・フー)といった大物。ザ・ラッツというバンドにはトニー・ヴィスコンティがギターで参加し、当時は恐らくローリング・ストーンズ脱退直後というタイミングのビル・ワイマンは、ウィリー&ザ・プア・ボーイズというプロジェクトで出演している。
しかし、なんと言ってもハイライトを飾っているのは、スパイダーズ・フロム・マースだ。トレバー・ボルダーとウッディ・ウッドマンジーの2人のオリジナルメンバーに加え、ジョー・エリオットとフィル・コリンのデフ・レパード組が参加しているスペシャルユニットで、演奏はもちろんデヴィッド・ボウイの『Ziggy Stardust』からの曲。デフ・レパードの中核を成す2人がミックのファンであるというのは意外だが、確かデフ・レパードがアンプラグド・ライヴをやったときに、ボウイやT・レックスの曲が演奏されているはず。彼らの音楽ルーツはグラムにあったのだ。
このパッケージは、CD2枚組+エンハンストCDの3枚組で、エンハンストではロジャーが歌った『It's A Kind Of Magic』と出演者全員でラストに歌った『All The Young Dudes』の映像が楽しめる。
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