デヴィッド・ボウイ(David Bowie)『Sound + Vision』
デヴィッド・ボウイは、『Sound + Vision』というボックスをリリースしている。
もともとこのボックスは89年にリリースされていて、そのときはCD3枚+ビデオCD1枚というパッケージだった。内容はいわゆるベストなのだが、『Space Oddity』に始まり『Ashes To Ashes』で締めくくっていた(どちらも曲中にトム大佐というキャラクターが出ていて、『Space Oddity』では宇宙飛行士だったのが、『Ashes To Ashes』ではただのジャンキーだったとされている)。この89年盤はその後廃盤になってしまったが、ワタシはその内容だけでなく素晴らしい装丁もあって、当時購入。今でも所有している。
この『Sound + Vision』、2003年になって突如復活。今度はCD4枚組となり、扱う範囲も90年代までフォローできている。『Space Oddity』に始まるのは89年盤と同じだが、ディスク3の後半からディスク4で、ボウイのオリジナルアルバムだけでなく、映画『クリスチーネF』のサントラに提供した曲や、廃盤である『The Buddha Of Suburbia』からの曲なども収録され、非常に価値があると感じている。
仮に89年盤を持っている人でも、改めて入手する意味はあると思うし、ワタシもずっと気になってはいたのだが、今回ついに踏み切った。ただし販売は輸入盤のみで、国内盤としてはリリースされていない。これは89年盤のときもそうで、なぜ日本のメーカーが対応しないのかが謎だ。
・・・しかし、2年前の2014年、ついに日本盤がリリースされた。内容は、2003年盤と同じと思われる。
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