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ハンガー・ゲーム FILAL:レボリューション(ネタバレあり)

ハンガー・ゲーム FILAL:レボリューション

第13地区を中心とする反乱軍が、ついに絶対王政のキャピタルに対し最終戦争を仕掛ける。カットニスをはじめゲイルやフィニックら少数精鋭部隊は、それに先立ちキャピタルに潜入しスノー大統領暗殺を図る。

しかし、部隊はスノーが仕掛ける数々のトラップにさらされる。補充されたメンバーは、スノーに洗脳されカットニスを憎むようになってしまったピータ。治療を進めてはいたが、時に自制できなくなりカットニスを殺そうとしてしまう。

戦争という名のハンガー・ゲームが、いつのまにか繰り広げられていて、次々に犠牲者が出てしまう。スノーは情報操作して、部隊が全滅したと放送する。そんな中、カットニスはゲイルと共に大統領官邸にたどり着くが、そこへ反乱軍による爆撃がはじまった。

4年に渡って公開されてきた、全4部作の完結編だ。正直言って、大筋の展開は予想通りだった。最終戦争の後にどんでん返しが起こったことになっているが、そのときのカットニスの行動も、その後の成り行きも、意外とが思わなかった。ワタシは、予想外の展開や衝撃の結末を求めたのではなく、最後を見届けに劇場に足を運んだのかもしれない。

ただ、ひとつだけ予想外のことがあった。カットニスに近い人のうちの誰かが犠牲になってしまうと思ってはいたが、それがまさかあの人になるとは思わなかった。あっとい間に吹っ飛ばされて死んでしまい、悲しみの別れすらなかった。予想外というより、解せない気持ちが残る。

キャストは、カットニスの、ピータのジョシュ・ハッチャーソン、ゲイルのリアム・ヘムズワース、スノーのドナルド・サザーランド、反乱軍の女性首相のなど、主要キャラクターは継続して出演している。ジェニファー・ローレンスはまだ25歳だが、『世界にひとつのプレイブック』とこのシリーズで、ハリウッドを代表する女優にのしあがった。

今作は世界同時公開で、全米興業収入では『007 スペクター』を蹴落とし、当然のように首位を獲得。日本では・・・、そんなにはヒットしないだろうなあ。

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