X Japan@テレ朝ドリームフェス　#drefes

セットチェンジ中にアリーナ席でウェーヴが起こったり、ボックス席に関ジャニの7人が現れたりと、始まる前から異様な雰囲気に。そして客電が落ちると、バンドがツアーしてきた世界各地の映像がスクリーンに流れる。と、いつのまにかYOSHIKIがドラムセットの後ろに立っていた。

映像が終わると演奏がスタート。最後に姿を見せたTOSHIは、革ジャンに革パンツにサングラスと、黒づくめだ。2曲目が『Rusty Nail』、そして早々に『紅』になり、場内は早くも沸点に到達する。TOSHIのMCは、体育会系のノリ。一方YOSHIKIは、バンドが数々の苦難を乗り越えてきたこと、そして20年ぶりのジャパンツアーを行うことを語った。

ハイライトは『X』で、ここでオーディエンスは何度となくXジャンプを。凛として時雨やaikoのときにやった「練習」が、ここに結実した。ヘッドライナーの特権でアンコールもあり、長いMCを交えつつ『Endless Rain』に。終了後、メンバーは花道まで繰り出して水をまいたり写真を撮ったりしていた。そして最後にまた、Xジャンプを。

曲も、演出も、ノリも、80年代から90年代のヘヴィーメタルやヘヴィーロックのスタイルでやっているようで、そこは結構醒めた目で見ていた。はっきり言えば、新しくはない。しかし、懐メロにもなっていないのは彼らの力量だと思うし、日本人アーティストとして海外に通用する領域に足を踏み入れたのは、彼らしかいない。来年3月には、ニューアルバムがリリースされ、ジャパンツアーの後はロンドン公演を控えているそうだ。

テレ朝ドリームフェスに参加されたみなさん、おつかれさまでした。