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Crossbeat Special Edition ポール・ウェラー

公開日: : 最終更新日:2024/02/03 トピック

Crossbeat Special Edition ポール・ウェラー

来日にリンクさせるように、10月9日にムック本が発売された。ジャム、スタイル・カウンシル、そしてソロと、ウェラーのキャリアを網羅している。

内容の2/3はディスコグラフィーだ。オリジナルアルバムはそのほとんどを見開きで紹介し、文章量が豊富だ。デラックスエディションや映像作品についても、そのほとんどをフォロー。現時点で日本版未発売のジャムのライヴボックス『Fire & Skill』までカバーしているのは、さすがだ。

残りがインタビューで、ジャム・スタカン時代のが収録されているのが嬉しい反面、ソロについては1992年の次が2008年になっていて、それはないだろうと思った。この間のインタビューも取っていると思うし、ウェラーが常に前進し続けてきた過程が垣間見れるはずだ。特に、ジャムやスタカンの曲を解禁するようになった2000年代前半は、この人のキャリアにおいて重要な意味を持つと思われる。のに、ぽっかり抜けているなんて。

まるでレコードコレクターズのようなデータベース記事もいいが、他のコンテンツもほしかった。たとえば、来日公演の記事。ソロはもとより、ジャムやスタカンの公演エピソードがあれば、希少度および貴重度は格段に上がったはずだ。当時のレコード会社担当ディレクターとか、公演を体験した人のインタビューでもあればよかった。コレクターズの加藤ひさしとか、行ってそうだしね。

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