ポール・ウェラー(Paul Weller)『Stanley Road(Deluxe Edition)』
1995年にリリースしたソロ3作目のデラックスエディションが、10周年を記念して2005年にリリースされている。CD2枚にDVDというパッケージだ。
Disc 1はアルバムおよび後半にシングルのカップリング、ライヴテイクなどを付与したもの。冒頭『The Changing Man』はキャリアを代表する曲のひとつになり、『Porcelain Gods』『You Do Something To Me』『Broken Stones』『Out Of The Sinking』など、重要な曲は少なくない。カップリングは正直言って地味な曲ばかりだが、『I'd Rather Go Blind』のアウトロが『The Changing Man』のイントロになっているのは、聴いてニヤニヤさせられる。
Disc 2はデモバージョン集。完成されていない途中経過状態につき、メロディーは粗削りだが、ウェラーがカウントをとる声も入っていることがあって、リラックスして曲作りに臨んでいるさまが伺える。『Porcelain Gods』のインストバージョンはユニークだし、電子音がかった『The Changing Man』はレア。『Broken Stones』のピアノレス、いやギターバージョンにはびっくり。コレ、ライヴでやってほしい。
DVDは、ドキュメンタリーとPV集。ワタシが持っている輸入盤国内仕様は、ジャムの『All Mod Cons(Deluxe Edition)』に続き、またもや字幕なし。なので、ウェラーやスティーヴ・ホワイト、スティーヴ・クラドック、ゲスト参加したノエル・ギャラガー、アルバムジャケットを手掛けた人などのインタビューも、何について語っているかわからず、映像で想像するしかない。
その映像、断片的にではあるが、来日時のものが結構使われている。渋谷スクランブル交差点を歩くウェラー、新幹線での移動、楽屋、そしてステージの様子もだ。『Stanley Road』のツアーでは来日していないので、とすると、97年『Heavy Soul』ツアーの来日時の素材だろうか。嬉しい!なのに、字幕未対応なんて。。。
このアルバム、1995年リリース当時は全英1位を獲得し、ジャム、スタカンに続きソロでも第一線であることを証明したという位置付けだ。しかし、個人的にはかなり長い間しっくりとこない作品で、世論との距離感を感じていた。だけどウェラーがその後もコンスタントに活動しライヴを続けていく中、現在も演奏される曲が結構あって、それらに触れるうち、ようやく馴染んできたという感触だ。
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