ザ・スタイル・カウンシル(The Style Council)『Far East & Far Out』
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最終更新日:2020/11/29
The Style Council ポール・ウェラー
全般的に画面が暗く、ステージ上で演奏するメンバー周辺だけがかろうじてライトで照らされている具合。カメラが客席を捉えることはまれで、ほとんどがステージ中心だ。スタカンはポール・ウェラーとミック・タルボットの2人によるユニットだが、バンドメンバーはサックスなどの管楽器隊、キーボード、女性コーラスなども含めた大所帯になっている。なお、この後ソロにまで渡って長くウェラーを支え続けるスティーヴ・ホワイトもいるのだが、ドラムではなくここではパーカッションだ。
時期的にはミニアルバム『Introducing』ファ-スト『Cafe Bleu』の2枚しかリリースされておらず、持ち歌があまりない中でのライヴだ。よってこの2枚のほとんどの曲が演奏されている。オシャレでポップでダンサブルな音は、ジャム時代とは全く異なっている。ただその一方、ソウル/ブラックミュージックへの傾倒も垣間見ることができていて、結構興味深い。
このライヴ映像、VHS時代には東映ビデオから『ポスト・モダン』というタイトルで国内盤がリリースされていて、VHS版の『Far East & Far Out』は数曲がカットされたバージョンとして当時から存在していたようだ。今回のDVDは、パッケージに記載されている曲数はVHS版の引用と思われるが、実際の内容はフルバージョンになっている(嬉しいけどややこしい)。
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