*

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年)

公開日: : 最終更新日:2021/02/19 ドラキュラ , ,

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994)

現代のサンフランシスコ。ライターのインタビュー相手ルイは、自分をヴァンパイアだと言い、200年に渡る半生を語り始める。南北戦争の頃、妻子を亡くし絶望していたルイに興味を持ったヴァンパイアのレスタトは、ルイの首筋に噛みつく。

人間の良心が残るルイは、人間に噛みつき殺すことができない。あるとき両親を失い悲しむ少女クローディアに同情するも、渇きに耐えかねて噛みついてしまう。レスタトはこれに喜び、クローディアをヴァンパイアとして蘇生させる。

がカヴァーした『Sympathy For The Devil』が主題歌だったこともあり、当時1度観ているはずだった。が、ほとんど覚えておらず(汗)、今回新鮮な気持ちで観た。舞台はサンフランシスコからニューオーリンズを経てにまで移るのだが、ルイやレスタトの衣装といい、雰囲気といい、アメリカというよりヨーロッパ的に思える。

とにかく、キャストが豪華すぎる。レスタトを、ルイを、インタビュアーの青年は。パリに渡ってから知り合うヴァンパイアの総元締めは、アントニオ・ヴァンデラスだ。今なら、これだけの顔ぶれが揃うのは難しいだろう。

しかし、彼らを向こうに回して一歩もひけを取らない大器がいた。クローディアを演じたのは、だった。ワタシが彼女を知るのは2002年の『スパイダーマン』だが、それより8年前の今作では13歳くらいと思われ、それが、ルイを惑わせ、レスタトを死に追いやってしまうのだ。『タクシー・ドライバー』でのを思わせる存在感だ。

関連記事

ドラキュラ(1992)

トランシルヴァニア城主ドラキュラ伯爵は、自分が戦死したという誤報を聞き自殺した妻の死を嘆く。

記事を読む

ドラキュラZERO

ドラキュラZERO(ネタバレあり)

15世紀。オスマン帝国の皇帝メフメトは、ワラキア国を治めるヴラド・ツェペシュに息子と1000

記事を読む

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか

「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」を観に行ってきた

世界的なデザイナー、石岡瑛子の展示が現代美術館で開催されていて、観に行ってきた。テレビで数回

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑