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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(ネタバレあり)

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション

IMFエージェントのイーサン・ハントは、謎の犯罪組織シンジケートを捜査するうちに逆に捕らえられてしまう。しかし、組織のひとりであるはずのイルサの助けにより、脱出に成功する。一方、CIAはIMFを解散させ、イーサンは全世界に指名手配されてしまった。

6ヶ月後。独自に捜査を進めていたイーサンは組織の正体を掴み、IMF時代の仲間ベンジーを呼び寄せる。イルサとも合流し、彼女は組織に潜入しているMI6のスパイとわかる。組織のボスであるレーンに絡む情報がモロッコの発電所地下にあるとわかり、イーサンたちはレーンより先に情報を奪取しようとする。

シリーズ5作目で、ここまで続けているのは『007』シリーズを意識しているからかな。イーサンを演じるにとっては、代表作のひとつになりつつある。1作目公開が1996年で、当時は30代だったトムも現在53歳。しかし、アクションの多くはスタントを使わずに自らこなしている。

予告編でさんざん流れていた、離陸する飛行機にへばりつくシーンは、IMFとしてこなした任務のひとつとして冒頭に描かれ、話の本筋には関係しない。がしかし、絶対CGだろと思っていたところ、トムが自らやっていたようだ。側面にへばりつく直前の、翼の上を歩くシーンも何気にすごい。まるで『未来少年コナン』のようだ。

ベンジー役のは『3』から、ブラント役の前作から、引き続き登場。2人とも主役クラスで、トムと合わせて3人が並び立つのはなんとも豪華だ。CIAの長官はアレック・ボールドウィン、イルサはレベッカ・ファーガソンという人。レベッカは、『3』でイーサンの婚約者を演じていたミシェル・モナハンに少し似ている。

モロッコでのド派手なカー/バイクチェイスや、発電所地下での情報奪取などは視覚に訴えるが、個人的には冒頭と終盤の舞台がであることにテンションが上がる。クライマックスで組織とイーサンらが対決するのはテムズ川沿い、ロンドン塔手前なのだ。

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