マッドマックス(1979)
暴走族のナイトライダーは、追跡するパトカーを次々に転倒させ警官を負傷させるが、警官マックスは追い詰めて自爆させる。しかし仲間たちが警官への復讐のために集まり、同僚グースは殉職してしまう。
ショックを受けるマックスに上司は休暇を命じるが、家族と共に過ごしていたマックスにも暴走族の魔の手が伸びる。妻と子を殺されたマックスの怒りは、頂点に達した。V8インターセプターに乗りショットガンをブッ放し、暴走族たちと対決する。
何度か繰り返し観ている作品だが、観る度に発見がある。ここでの警察はM.F.P.と呼ばれ、警官は革ジャンで肩やひざなどにパッドをつけ武装している。『ロボコップ』の、デトロイト市警のルーツのようにも思える。
クルマは右ハンドルで左側を走行しているが、それはこの作品がオーストラリア映画で、撮影もそこでだったからだろう。オーストラリアの交通ルールは、イギリスや日本と同じなのだ。暴走族のバイクには、カワサキやホンダなど日本車が見受けられる。
注目は、やはり序盤とクライマックスでの過激なカーチェイスシーンだ。CGなどなかった時代で、俳優やスタントマンが体を張って演じている。ただ、今回観て思ったのは、マックスはじめM.F.P.と、暴走族が直接的にやり合うのはほとんどなく、自爆を誘うのが大半だということだ。それでもすごいんだが。
音楽を担当しているのはブライアン・メイとなっていたが、クイーンのギタリストとは同姓同名の別人とのこと。かなりホラー色が強い。
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