*

クロノロジー~グレイト・ライヴ1975-2002/トーキング・ヘッズ(TALKING HEADS – CHRONOLOGY)

クロノロジー~グレイト・ライヴ1975-2002/トーキング・ヘッズ(TALKING HEADS - CHRONOLOGY)

の歴史をライヴの視点から捉えたDVDを観た。

デビュー前の若干画質に難がある映像からはじまり、ニューヨークパンクの聖地CBGBでのライヴ、テレビ番組出演時のパフォーマンス、野外フェス、と、バンドが成長していくさまを確認できる。モノクロだった画像も、いつのまにかカラーに変わっている。

初期の頃はほぼ棒立ちだったは、『Remain In Light』の頃には軽快なステップを踏んでいる。ギターやキーボードをこなすジェリー・ハリスンは、気難しそうだ。この2人の関係は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのとジョン・ケイルの距離感に似ている気がする。

ドラムのクリス・フランツ、ベースのティナ・ウェイマスは、たいがい楽しそうにプレイしている。この2人は公私共にパートナーで、かつ現在もトム・トム・クラブとして活動中だ。ティナは、女性ベーシストの先駆者的存在ではないだろうか。

ラストは、2002年にロックの殿堂入りしたときの再結成パフォーマンスだ。バーンとハリスンは割り切ってやっている様子で、今後よほどのことがない限り、ヘッズが再結成することはないように見えた(個人的には、バーンのソロとトム・トム・クラブは観たことはあるが、世代や物理的なこともあって、ヘッズのライヴは観たことがない)。

関連記事

トゥルー・ストーリー

トゥルー・ストーリー(1986年)

テキサス州の架空の町バーゼル。カウボーイスタイルに身を包んだ謎の男が案内役になり、町で起こる

記事を読む

トーキング・ヘッズ(Talking Heads)『Stop Making Sense(DVD)』

トーキング・ヘッズの、という枠を超えてロックDVDの名盤となっている『Stop Making

記事を読む

きっとここが帰る場所(2011年)

なんともぱっとしない、記憶しづらい邦題だが、原題は『This Must Be The Pla

記事を読む

David Byrne Art Exibition(2010年12月)

David Byrne Art Exibition(2010年12月)

ミック・ロックの個展「DAVID BOWIE by MICK ROCK」は原宿のVacan

記事を読む

アメリカン・ユートピア(ネタバレ注意)

デヴィッド・バーンのライヴをスパイク・リーが監督を担った映画、『アメリカン・ユートピア』。タ

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑