アリス・イン・ワンダーランド(2010)
19歳のアリスはパーティーで貴族の御曹司と婚約させられそうになるが、混乱して逃げ出してしまう。白いウサギの後を追ううちに大木の根元の穴に落ち、不思議の国にたどり着く。アリスは6歳のときにも不思議の国に行ったことがあったが、本人は夢の中の出来事と記憶していた。
不思議の国は、赤の女王に支配された暗い世界になっていた。アリスはしばらくは今回も夢の中の出来事と思い込んでいたが、自分が預言書に記された救世主と知らされる。白の女王やマッドハッターらの力を借り、赤の女王との対決に臨む。
名作文学『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をベースとし、「その後」という設定にしている。しかし作品を読んでいないワタシとしては、監督のティム・バートンらしさがにじみ出た作品として楽しんだ。
不思議の国のウサギや猫や鳥、クライマックスでアリスと対決するジャバウォック(竜のような架空の生物)など、人間以外の生き物もこどばを発する。赤の女王は頭部が大きく、アリスもケーキを食べて体が大きくなる。
アリスはミア・ワシコウスカ(『ジェーン・エア』)、マッド・ハッターはジョニー・デップ、赤の女王はヘレナ・ボレム・カーター、白の女王はアン・ハサウェイという、結構豪華な布陣。そのほか、動物の声も俳優陣がこなしている(今回は吹き替え版で観たので、あまり実感できず)。
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