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クイーン&アダム・ランバート(3)(2014年12月31日)

公開日: : 最終更新日:2020/09/07 ロンドン2014年12月-2015年1月 ,

クイーン&アダム・ランバート

のライヴで体験済みだった、『Under Pressure』。手拍子によるステージと場内の一体感は、世界一とも言っていい『Radio Ga Ga』。はかなく聞こえるメロディーがなぜか圧倒的に感じられる、『I Want It All』。

70年代までにピークを迎えたアーティストは、80年代に入りことごとく失速または迷走した。そんな中、は、70年代の勢いのままで80年代を駆け抜けた、ほぼ唯一のロックバンドだったのではなかっただろうか。

『The Show Must Go On』の演奏が終わったところで、バンドはステージを引き上げる。時間は23時58分。スクリーンがビッグベンに切り替わり、2015年になったその瞬間、花火があがった。すぐ近くで行われているアイからの花火を中継しているのだ。花火は15分ほど続き、やがて隣り合う人たちと手をつなぎながらの『蛍の光』の合唱になった。これが、ロンドンの人たちのニューイヤーの迎え方か。

アンコールは、名曲『Bohemian Rhapsody』。ワンコーラスはアダムが歌うが、その後はスクリーンにピアノを弾きながら切々と歌うフレディの勇姿がお目見えし、場内がどよめく。続いて『Killer Queen』、バグパイプ奏者によるイントロを経ての『We Will Rock You』と、アンセムだらけ。ラストはもちろん『We Are the Champions』で、ここで紙吹雪が舞った。

Don't Stop Me Now
I Want to Break Free
Somebody to Love
Another One Bites the Dust
Under Pressure
Fat Bottomed Girls
Radio Ga Ga
I Want It All
Crazy Little Thing Called Love
The Show Must Go On
Encore:
Bohemian Rhapsody
Killer Queen
We Will Rock You(Bagpipe Intro)
We Are the Champions
God Save the Queen

時間は、実質ほぼ1時間。花火を含めても1時間15分ちょっとだ。払ったチケット代を思えば、もっともっと曲を演奏してほしかった。まだまだ代表曲はいっぱいあるはずだし。ではあるが、キャパシティー3000の狭い会場でライヴを堪能できたこと。前回のプロディジーに続き、劇的なニューイヤーを迎えられたという満足感。これらより、差し引きゼロの気持ちで、あまりグチを言う気にはならなかった。

来るときに利用した、ウエストミンスター駅まで行くが、閉鎖されていた。花火帰りの客でごった返すための規制だろう。なのでバッキンガム宮殿の脇を通り、グリーンパーク駅まで歩いてヴィクトリアラインに乗った。年が変わった真夜中にバッキンガム宮殿前を歩いているのが、とても不思議な感覚だった。

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