転売防止策
昨夜の竹内まりやのライヴ、記事の冒頭にも書いたが、チケットチェックが入場時だけでなくグッズ購入時にもあった。
開場16時開演17時30分のスケジュールで、グッズ販売(場外テントのみ)は15時開始だった。ワタシは15時ちょっと前に武道館に到着し、待ち行列に並んだ。時間になると列がさくさく動き始めるが、テントの直前でチケットチェックがあった。
当日のチケットを持つ人だけがチェックを通過し、テントに通された。つまり、グッズだけ買いに来るというのは、この公演に限ってはNGだ。ワタシの前後では、ひっかかった人は見かけなかった。こういうことをするのは、グッズを大人買いした挙げ句、ネットオークションに流す輩をゼロに近づけるひとつの策なのだろう。
続いて入場時。紙のチケットに購入者の名前が印刷されているので、身分証明書と一緒に提示する。今回はヨメさんと2人で行ったが、まとめて取ったことから、2枚ともワタシの名前が印刷されていて、2人同時に入場した。もしオークションやダフ屋からチケットを入手した場合、ここで必ず引っ掛かってしまうことになる。このような状況なのもあってか、今回ダフ屋は見かけなかった。
先月の椎名林檎のときにはスマホアプリが導入されたり、去年の科学未来館でのビョークは、クレジットカードを入場時に端末に通してはじめてチケットがもらえたりということがあった。
これまでは紙のチケットオンリーで、転売に対する有効な対策がとれない状況が長年続いていた。今はそれより一歩前に踏み出したところで、新たな試行錯誤の時期にあるのだと思う。
価格をつり上げての転売を防止するのはいいことだし、賛成だ。ただ、あまりがんじがらめにしてしまうと、転売と関連しないところで不便さが生じてしまう。たとえば今回の竹内まりやの場合だと、ひとりで2枚チケットを取り、事前に相手に渡しておいて当日はおのおのの都合に合わせて入場というのができなくなり、必ず外で待ち合わせて一緒に入場しなければならない。
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