ミシェル・ゴンドリーの世界一周
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最終更新日:2021/02/13
ミシェル・ゴンドリー ビョーク
現代美術館で開催されている展示「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」を観に行ってきた。
ミシェル・ゴンドリーはアーティストのPVや映画などを手掛ける映像作家だ。今回の展示は、ゴンドリーの世界観を楽しみつつ、映画制作を体現できるセットも展示されていて、個人的に今まで観てきた展示とは一風変わっている。
コードレスヘッドフォンをかぶり、ビョークやダフト・パンクなど10以上の作品のPVを、それぞれ15秒ずつ楽しめるブース。15秒経って隣に移動すれば、1曲のPVを通して見られることになる。ここを出ると、部屋や電車の座席、レストランなどのセットがある。実はワークショップで撮影もされていて、学生と思われるコたちが取り組んでいた。この人の最新作『ムード・インディゴ』で使われた小道具も、展示されていた。
ユニークではあったし、映像に取り組む人にとっては面白い体験型展示だったかもしれない。ただ、個人的には少し物足りなかった。手掛けたPVはほかにもたくさんあるはずだし、映画だって『グリーン・ホーネット』『エターナル・サンシャイン』などの作品があるので、この人の作品そのものにかかるものをもっと出してくれてもよかったかなあと思った。
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