【トークイベント編】攻殻機動隊ARISE ‘border:less experience,
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最終更新日:2022/05/02
ARISE ‘border:less experience, 攻殻機動隊
第1部
佐藤大/神山健治/黄瀬和哉/コドモロイド
コドモロイドは、会場である日本科学未来館に常駐する、アンドロイドのアナウンサー。とりあえず3人を紹介するが、その後「ダイヴした」という体で、場内ナレーションの男性の声に変わった(笑)。佐藤は『STAND ALONE COMPLEX』脚本、神山は監督、黄瀬は『ARISE』総監督で、佐藤が進行を務める形で歴代攻殻の制作の移り変わりを披露してくれた。
『GHOST IN THE SHELL』の頃はセル画に書いてフィルム撮影する、従来型のアニメ制作のやり方で、それがS.A.C.の頃にはフィルムがなくなり、デジタル処理になったとのこと。インターネットの普及をはじめ、作品の世界観は時代を予見したものが少なくないが、それでも制作者泣かせの要素もあって、S.A.C.はガラケーなのにそれより時間軸では前のARISEはスマホになっているとも。
第2部
村井純/佐藤大/コドモロイド
村井は慶応大学教授だが、「日本のインターネットの父」とも言われている人だ。『GHOST IN THE SHELL』のオープニング字幕とS.A.C.のそれが微妙にニュアンスが変わっていて、それが世の中におけるネットの普及度を示しているというところから、佐藤が村井の話を引き出す形になった。
このイベント、攻殻機動隊の原作開始とスペースシャワーTVの25周年に掛けているのだが、インターネットが論文として世に出たのが1989年で、やはり25周年になるそうだ。ネット普及によってネットを利用した犯罪も出てくるようになったが、ネットがあろうとなかろうと、根本は悪いことをする人間だということを鉄人28号を引き合いに学生に話そうとしたら、学生はそもそも鉄人を知らなくて伝わらなかったとか(笑)。
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