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ユリイカ 総特集 シャーロック・ホームズ

ユリイカ 2014年8月臨時増刊号 総特集◎シャーロック・ホームズ

何度か手にとって読んだことのある文芸批評誌『ユリイカ』。今年7月にを特集した号が発売されたことを知り、読んでみた。

軸になっているのは、舞台を21世紀のに置き換えたBBCドラマ『SHERLOCK』だ。ホームズ役のや脚本家などのインタビュー、各話の解説など。そして最もありがたかったのは、コナン・ドイルの原作との関連性だ。

ドラマと映画の知識のみのワタシにとっては、原作をどう組み込んでいるのか、オリジナリティーをどのようにふくらませているのかが最も知りたいところだった。スマートフォンやノートパソコンなどの機器を駆使し、ブラックキャブに乗ってロンドン市内を駆け巡るホームズとワトソンがインパクトを以て観る側に迫ってくるのだが、もちろん原作をないがしろにしてはいなかった(当たり前か)。

シャーロック・ホームズの熱烈なファンのことを「シャーロキアン」と言うことを、この本を読んではじめて知った。また日本シャーロック・ホームズ・クラブなる団体があるらしく、そのトップの方も文章を寄せられていた。江戸川乱歩や横溝正史といった。日本を代表するミステリー作家による評もあり、ホームズの影響力の大きさを思い知らされる。

というわけで、現在はコナン・ドイルの原作と格闘中。

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