トランスフォーマー/ロストエイジ(ネタバレあり)
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最終更新日:2020/09/07
トランスフォーマー シャイア・ラブーフ, マーク・ウォールバーグ
テキサスで廃品業を営むケイドは、男手ひとつで育てた娘テッサと暮らしていた。あるときケイドは古いトラックを買い取り修理しようとするが、トラックはオートボットのオプティマスだった。オートボットの一掃を目論むCIAによってケイドとテッサは捕獲されそうになるが、オプティマスとテッサのボーイフレンドにより危機を脱する。
CIAは大企業KSIと組んでトランスフォーマーの人工的開発を目論む一方、宇宙戦艦にて地球にやってきたロックダウンとも取り引きをしていた。ロックダウンの使命は、「創造主」の命によりオプティマスを捕獲することだった。オプティマスはオートボットの生き残りを率いるが、人間により追い詰められてきた経緯から、人間を守るのは(ケイドに修復してもらった借りを返す)1度だけだと言い放つ。
シリーズ第4作目だが、キャストは一新。前3作はシャイア・ラブーフが主人公だったが、今回はマーク・ウォールバーグが主人公ケイドを演じている。監督は、前3作と同じマイケル・ベイ。物語の時間軸は、前作「ダークサイド・ムーン」の5年後という設定らしい。新たな要素は、「創造主」という存在があることがほのめかされていること、金属生命体の恐竜「ダイナボット」が登場することなどがある。
舞台はテキサスからシカゴ、そして後半は中国に移る。なぜ中国かというと、KSIのアメリカにおける工場が破壊され、製造ラインが中国に移されたからだ。現実世界において、欧米のIT企業の新製品の多くが中国で製造されているというのを反映しているようにも見える。ただそれ以上に、中国スポンサーがこの作品をバックアップしているという事情も垣間見られ、ストーリーや特殊効果を楽しむ一方、どこかのめりこめず醒めた目でも観てしまった。
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