アンテマスク(Antemasque)@サマーソニック2014
公開日:
:
最終更新日:2020/06/13
Summer Sonic 2014
セドリックとオマーは、仲違いしてマーズ・ヴォルタ解散にまでなったはずだが、それが仲直りしたのか、新バンド「アンテマスク」を結成。そして、そのライヴを観られる機会は、意外に早くやってきた。
ステージに設置された機材は最小限。そして登場したのは、2人のほかベースとドラムの計4人。マーズ・ヴォルタやオマー・ロドリゲス・ロペス・グループが大所帯だったことを思うと、まるで「原点」アット・ザ・ドライヴ・インに回帰しているようだ。
序盤は、コンパクトな曲を畳み掛けてきた。広いステージなのに4人は中央に集まり、とにかく爆音でビートを炸裂させまくり、セドリックは歌う。オマーとセドリックとのコンビネーションを軸とし、オマーは時にコーラスもこなしていた。
ところが、中盤からはいつ終わるとも知れぬインプロヴィゼーションの嵐となり、セドリックもその中に加わって適度に声を入れ、あとは足の裏にローラーでもついているかのようにステージ上を歩きまくる。1曲で、20分くらいに渡っただろうか。この辺りは、オマーのソロ名義で培ったものだろう。
ラストの曲も10分近くに渡った。オマーとセドリックの2人もすさまじいが、それに全くひけをとらない、ドラムとベースのリズム隊もすごい。というか、それくらいの技量がなくては、この2人と同じバンドではやっていけないのだろう。
マーズ・ヴォルタの後期やオマーのグループでは、セドリックの居場所がなくなっていくようでいて、見ていて不安になったこともあった。しかしアンテマスクでは、バンドを牽引しているのはセドリックその人だと言えるはずだ。
関連記事
-
ロバート・プラント(Robert Plant And The Sensetional Shifters)@サマーソニック2014
「持っている」人というのは、いるものだ。先ほどのスーパーフライのときに降っていた強い雨はセットチェン
-
サマーソニック2014(Summer Sonic)、出演アーティスト発表
年末に日程だけは発表されていたサマソニだが、今日最初の出演アーティスト発表があった。 サマーソ
-
モグワイ(Mogwai)@ソニックマニア
開演時間は深夜3時15分。さすがに人は減ってしまったが、モグワイはいつにも増して爆音で、まるで残って
-
TOKIO@サマーソニック2014
テレビ番組の収録で郷ひろみやモーニング娘。などは観たことはあるが、ジャニーズを観るのはこれがはじめて
-
ソニックマニア2014(Sonicmania)に参加
サマーソニックは、今年のラインナップは個人的にかなり厳しいものがあり、行くかどうか思案中。と