ムーンライダーズのドラマー、かしぶち哲郎さん死去
かしぶち哲郎さんが亡くなられた。ムーンライダーズのドラマーで、死因は食食道がんとのこと。病名を公表することなく、長年に渡り闘病生活を送られていた様子だ(12月20日にバンド側が公式発表した)。
ワタシは、ムーンライダーズのライヴを2度観ている。2001年と2005年で、前者はフジロック、後者はNHKのラジオ番組「ライヴビート」の収録に応募し当選してのものだった。このときは、NHKのスタジオで激近でライヴを堪能させてもらった。同番組では鈴木慶一がパーソナリティーを務める週もあったので、コアなファンが集結していた。
しかし、かしぶちさんはこの場にはいなかった。鈴木慶一によると体調不良とのことで、カーネーションの人が代役をこなしていた。今回の訃報を聞き、2005年から8年間も、いやもしかしたらそれ以上の間がんと戦っていたのではと思ってしまった。
かしぶちさんがどのようなドラムプレイをしていたかという記憶が、2001年のフジロックだけでは、残念ながら脳裏によみがえってこない。それが悔しくてならない。63歳での死も、現代医学の発達から考えれば「早い」と言ってしまっていいはずだ。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。
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