ポール・マッカートニー（Paul McCartney）（1）

ポール・マッカートニー11年ぶりの来日公演が、11日の大阪よりスタートしている。ワタシは、18日の東京初日に行く予定だ。

11年前の2002年、その前の1993年も観に行っているが、今回の騒ぎはその2回を軽く凌駕している。大阪追加公演こそ少し余裕があった様子だが、最初に発表された公演のチケットは、一般発売後即完売。確か11年前は、日曜日だった大阪公演こそ完売したものの、他はそうはならなかったと記憶している。

何度か行われた先行予約も、高倍率だったようだ。12万人の枠に28万人が申し込んだと、某ブログに書かれていた。ワタシは1次先行にて当選し、席はあまりいいとは言えないところになったが、この状況では取れただけましと思わなくてはならない。いったい、どうしてこういう事態になってしまったのか。

最大の要因は、11年というブランクだろう。それなりに年をとったワタシにしてみれば2002年の来日は結構最近という感覚なのだが、特に若い人にとっては11年の歳月はあまりにも大きい。ロッキングオンで松村雄策も書いていたが、当時の中学生や高校生でも社会人になってしまう年月だ。客層は当日会場に入るまで実感はできないが、もし若い人がそれなりにいれば、ビートルズやポールの音楽が古びることなく、新しいファンを獲得し続けていることになる。

もちろん、ビートルズをリアルタイムで体験した年代の方々や、筋金入りのファンも多数詰め寄せることと思う。