クロスビート、9月18日発売の11月号を以て休刊に
おととい、音楽雑誌クロスビート休刊の噂があることを書いたが、今日になってソースを押さえた。クロスビートのTwitterだ。
【お知らせ】クロスビートは9/18発売号を最後に、月刊誌としては一旦休刊します。今後は不定期でのムック・書籍刊行を中心に、情報発信はウェブで行なう形へとシフトしていく予定です。夏フェス速報号、年間ベスト号などはムックとして継続していきます(※詳細は後日弊社HPでも告知します)
― クロスビート (@Crossbeat_JP) August 20, 2013
定期刊行誌としてはここで一区切りとなりますが、この後、年内~2014年にかけて、数多くのムック・書籍を刊行する予定です。新刊情報はこちらのアカウントでも告知していきます。時代の流れに沿って体裁こそ変わりますが、今後もクロスビートをよろしくお願いします!
― クロスビート (@Crossbeat_JP) August 20, 2013
紙媒体からWebに移行するとのことで、今後も不定期に何かしらの刊行はありそうだ。情報発信が途絶えたわけではなく、発信方法が変わるだけ、と、個人的には割と楽観視している。
雑誌休刊と聞いて、多くの人が思い、ワタシもそう思っているのが、「売れなくなった」からだろう。クロスビートの場合も、予兆はあった。それまでB5サイズだったのがA5サイズに変わったのが、2013年1月号から。それなのに、8月号でまた元のB5に戻った。迷走しているのが見え見えだった。
個人的には、更に前から悪戦苦闘していたと思っている。付録攻勢がそれで、特定アーティストの過去の記事をまとめた小冊子をはさんで発売することが、2~3年くらい前にされていた。
ワタシは、今回の休刊について、もう見られないという失望感をほとんど感じていない。これまで頑張ってくれたことに、もちろん感謝はしている。しかし、フジロックではフォローしているのが主要3ステージのみだったのを筆頭に、何かにつけて不満の方が多かった記憶がある。
ワタシはクロスビートを毎号買っていたわけではなく、内容を確認して買うに足ると判断したときに買っていた。来月発売される最終号に対しても、そのアプローチは変わらない。
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