クラフトワーク(Kraftwerk)、アルバム8枚再現ライヴで来日
去年No Nukes初日のヘッドライナーとして来日したクラフトワークが、早くも単独再来日を果たす。それだけではなく、今回の公演はスペシャルなものだ。
去年4月、クラフトワークはニューヨークの美術館にて『アウトバーン/Autobahn』以降のアルバム8枚を日替わりで全曲演奏するという、前代未聞のツアーを行った。ツアーはその後ロンドンとデュッセルドルフで行われ、そして第4の都市に東京が選ばれたのだ。ニューヨーク公演の記事を読んだときには、これは海の向こうでの出来事と思っていて、まさかそれが日本で実現するなんて思いもしなかった。
公演は今夜8日から始まってまず4夜連続で行われ、1日休んでまた4公演が行われる。5月第2週の週末は、オズフェスト・ジャパンもあり、中止にはなったがロックス・トーキョーも予定にあり、テレビジョンの追加公演あり、と、洋楽ファン泣かせの激戦区になっていた。がしかし、ワタシはクラフトワークを選び、9日『Radioactivity』デイと11日『The Man-Machine』デイの2回行くことにした。
あまり細かく公演の情報を仕入れてはいないのだが、今回はバックドロップの映像が3Dになり、客は入場時に3Dメガネを渡されそれをかけてライヴを楽しむことになるという。これも、今まで誰もやっていなかったことだ。またセットリストだが、ロンドンやデュッセルドルフを見る限りでは、全曲演奏は必ずしもアルバム収録順ではなく、また、当然ながら他の曲も演奏される。
今回の東京公演は、すべて赤坂Blitzで行われる。ワタシが初めてクラフトワークを観たのも、98年6月の赤坂Blitzだ。続けて押さえられた会場がたまたまだったのかもしれないが、巡り合わせのようなものを感じている。
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