キノコホテル@Kichijoji CLUB SEATA 2010年5月3日
今回のテレヴィジョン来日公演、各日オープニングアクトがあるのだが、ワタシが行った日はキノコホテルだった。キノコホテルは、全員女性の日本人バンド。ヴォーカルのマリアンヌ東雲だけは去年のフジロックのヒカシューで観たことがあったが、バンドを観るのは今回がはじめてだ。
ステージには幕がかかっていたのだが、その状態で演奏がはじまり、やがて幕が開くと、ミリタリー調の赤いワンピースをまとったメンバーがお目見えし、少し遅れて東雲も登場する。1曲目はインストだった。リズムがあやしかったときもありはしたが、基本的にみな演奏は上手い。スタイルはガレージロックで、音も結構でかい。昭和の香りをわずかに漂わせていて、それが逆に新鮮だ。リーダーは東雲だが、サウンドの軸になっているのはベースだと思う。
ほとんど曲間をあけずに次々に演奏を進め、コレはオープニングアクトとしては理想的。下手にぐだぐだしゃべるよりも、演奏そのものでテレヴィジョンを観に来た客に勝負をかけていたのだ。終盤ではメンバー紹介があり、そこで各人ソロを披露。そうして、約30分のステージが終わった。
現在キノコホテルはツアー中で、この前日のリキッドルーム公演のレポートを後で読んだ。これによると、自身のライヴではもっと過激でやりたい放題らしく、今回はテレヴィジョンのオープニングアクトなので抑え気味だったものと思われる。ともあれ、これからの夏フェスシーズンにおいては、あちこちに露出していいバンドだ。
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