くたばれ!ムーンライダーズ
VHSのビデオテープを整理していて、最後の1本に入っていたのが、NHK-BS「真夜中の王国」でのムーンライダースの特集だった。96年夏に、3回に渡って放送されていた。
当時バンドは結成20周年を迎えていて、放送はそれにリンクしている。第1回はバンドの20年を振り返り、第2回では鈴木慶一のソロ活動にスポットを当てた。高橋幸宏と組んだビートニクスも、ここで扱っていた。
そして第3回は「鈴木慶一ポップス精神史」と題され、鈴木と3人のアーティストとの対談になっていた。panta、細野晴臣、小山田圭吾だ。PANTAとは共演の経験があり、『マラッカ』を鈴木がプロデュースしているので、言わば盟友同士。細野は鈴木より少し前を行っている人だが、同じ空気を共有している。
面白かったのは、小山田との対談だ。鈴木の問いに鼻で笑ったり、鈴木に対してタメ口をきいたりと、生意気っぷりを発揮する小山田に、鈴木はキレるでもなく大人の対応をしていた。この年小山田はコーネリアスとして『Fantasma』をリリースしていて、アメリカのマタドールレーベルと契約するかしたかという時期だろうか。
関連記事
-
ムーンライダーズのドラマー、かしぶち哲郎さん死去
かしぶち哲郎さんが亡くなられた。ムーンライダーズのドラマーで、死因は食食道がんとのこと。病名
- PREV
- ジョジョの奇妙な冒険、第2部最終回(アニメ)
- NEXT
- 三國連太郎さん死去