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『ジャスト・キッズ』パティ・スミス回想録、渋谷タワレコでイベント

公開日: : 最終更新日:2023/10/14 書籍 , ,

『ジャスト・キッズ』パティ・スミス回想録

2009年以来の来日公演を行う。実は、先月自伝の日本語訳『ジャスト・キッズ』が出版されていて、その記念イベントが昨夜渋谷タワーレコードで行われた。その模様が、タワレコの公式YouTubeで生配信され、自宅に居ながらにしてイベントの様子を楽しむことができた。

イベントは、音楽評論家小野島大が書籍に関わる質問をし、通訳を介してパティが答えるというもの。自伝はロバート・メイプルソープと過ごした日々をクローズアップしているらしい(ワタシは未読)。ロバート絡みで、のケヴィン・シールズとコラボした『The Coral Sea』にも話が及んだ。即興演奏をするケヴィンに対し、パティも即興でロバートに捧げる詩を詠んだそうだ。

また、パティにとってのベストアルバムは、ジミヘン『Electric Ladyland』だそう。他は、ルトレーン『至上の愛』、グレン・グールド『ゴルドベルグ』、マイブラだそうだ。日本の文化にも興味が深い様子で、黒澤明の墓参りをしたとか、村上春樹だけでなく源氏物語や枕草子も読み、インスパイアされているとのこと。

質疑の後、なんとパティがアコギ弾き語りで2曲を披露してくれた。それをパソコン越しに見ているという構図が、便利でありがたい反面、奇妙にも思えた。

この後は、本を購入し会場に入ることのできた人に対するサイン会になったが、音こそパティのアルバムに置き換えられたものの、映像は引き続き流れていた。メガネをかけ、丹念にサインするパティの姿が映し出されていた。プレゼントを渡す人や、アナログ盤にサインをもらう人などもいた。

今夜は、代官山の蔦屋書店で出版記念イベントが行われたはずだ。

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