ザ・シャーラタンズ(The Charlatans)、ハシエンダ大磯フェスで来日
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最終更新日:2023/10/09
The Charlatans シャーラタンズ, フジロック
ハシエンダ大磯フェスでヘッドライナーの一端を担う、シャーラタンズ。今回は初日が『Tellin' Stories』再現ライヴ、2日目がフェス仕様(つまりキャリア横断ベストヒットなのかな)という、なかなか意欲的な試みで、とても楽しみにしている。
ワタシは、過去に3度彼らのライヴを観ている。初見は97年単独で、まさに『Tellin' Stories』のツアーだった。実は、その前の日にジョンスペのライヴを観に行っていて(こちらも初見だった)、やたら前評判の高いジョンスペのライヴはどれだけすごいのかと期待して行き、個人的には空振りに終わっていたのだが、シャーラタンズはそのもやもやを見事に晴らしてくれた。
2度目は2004年フジロックのレッドマーキーのトリ、3度目は2006年サマーソニックでマウンテンステージのトリ前だった。どちらも渾身のパフォーマンスで、彼らの力量がフェスでも通用し、曲が映えることを証明してみせた。実は、2008年秋にはブリティッシュアンセムズのヘッドライナーとして来日していたのだが、公演日がザ・フーのさいたま公演とバッティングしていたため、あえなく断念していた。
『Tellin' Stories』リリース前の時期、バンドは大きな局面を迎えていた。ハモンドオルガンのロブ・コリンズを失うという悲劇があり、バンド存続すら危ぶまれたはずだ。しかし彼らは、やめるのではなく前に進むことを選び、そして生み出されたのがこのアルバムだ。復活劇というインサイドストーリーだけでなく、純粋に作品として素晴らしい。ポップチューンをいくつも備えていながら、トータル性も感じさせる。
ライヴが、楽しみだ。
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