マニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers)、2年ぶり単独来日
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最終更新日:2023/10/15
Manic Street Preachers ニール・ヤング, マニックス, ロンドン
既に発表になっているが、マニック・ストリート・プリーチャーズが5月に来日する。東京2回にして、その内容は去年リリースしたベスト盤『National Treasures』の全曲ライヴを2夜続けて行うという、コンセプチュアルなものだ。
マニックスは、去年このベスト盤リリース後に活動休止に入ることを公言していて、暮れにはロンドンO2アリーナでやはりベスト盤全曲演奏を行った。てっきり、これでもう活動休止に入ってしまったものと思い込んでいたのだが、この企画がなんと日本でも実現してしまった。
更に、スーパー・ファリー・アニマルズのグリフ・リースがゲスト出演することも後に発表。嬉しい!というか、豪華すぎるだろ。さながらウェールズ・アンセムズの様相だ。
全曲演奏ライヴというのは、ワタシにとってとても魅力的だ。この企画、海外では割と行われているのだが、それが日本公演となると通常になってしまうケースもあって、少し残念な思いをしていた。『American Idiot』のときのグリーン・デイとか、もっと前では『Magic And Loss』のときのルー・リードもそうだった。というわけで、ワタシが観たことのある全曲演奏ライヴは、2003年ニール・ヤングの『Greendale』だけである。
ワタシが今まで観たマニックスのライヴで、ベストと思うのは2003年1月の東京ベイNKホール公演だ。終盤、1曲毎にこれで最後かという緊張感が漂い、その状態が連続した。ラス前『A Design For Life』では、ジェームスはマイクスタンドをステージ向かって左(リッチー・エドワースの立ち位置)に置いて歌い、続くラスト『You Love Us』では、ついに、ステージを降りてフロア最前列のオーディエンスが詰めているすぐその前で歌った。
確かクロスビートだったと思うが、ジェームスを目の前にして興奮を抑え切れないオーディエンスの表情が、写真として掲載されていた。このツアーが終わったらマニックスは解散してしまうのではと思わせる、鬼気迫るライヴだった。思えば、このときもグレイテスト・ヒッツ・ツアーだった。
チケットは、今週末から一般発売です。
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