メタル・ボックス・イン・ダブ（Metal Box In Dub）、来日公演中止

今日から行われるはずだったメタル・ボックス・イン・ダブの来日公演が、メンバーのひとりが入国できなかったため公演実施が不可能となり、中止になった。

メタル・ボックス・イン・ダブとは、パブリック・イメージ・リミテッド（以外pil）の初期メンバーだった、ギターのキース・レヴィンとベースのジャー・ウォブルによるユニットdaだ。ジョン・ライドンに似たヴォーカリストを据えて、PiLの初期2枚『Public Image』『Metal Box』の曲を演奏するという、言わば企画モノだった。入国できなかったのは、他ならぬキース・レヴィンだった。

ワタシは今夜のチケットを入手していて、期待と不安が入り混じった状態で公演日を待っていた。去年のサマソニ及びその翌日のPiL公演の興奮が、まるで昨日のことのようで、まさかの本気モードだったジョン、では一方のキース＆ウォブルはどうか、ジョンに似ているらしいヴォーカルの実力はホンモノなのか、と、いろいろ思うことがあった。PiL初期2枚は勿論のこと、キースが参加したウォブルの最新作『Psychic Life』もいちおう聴いていた。

主催者によると、今回の公演チケットは払い戻し扱いにするものの、再度仕切り直して振替公演を実施する方向で考えているらしい。キース来日不可の原因が気にはなるが、続報を待ちたいと思う。