東京事変 Live Tour 2011 Discovery@東京国際フォーラム
名古屋のときは最前列で、メンバーを間近で観れることにただただ夢中だったが、今夜は少しだけ下がった席になり、演出や音響などを中心に、ライヴ全体を楽しんだ。
幕に映る映像も今回ははっきりわかったし、『女の子は誰でも』のときに吹き出す紙吹雪が、ココから噴射されるなというのも事前に読めた。ただ、ワタシの席位置は左端だったので、バックドロップの電飾の左側がよく見えなかった。「INSIDENTS TOKYO」の「INSI」や、『能動的三分間』のときのカウンターの「分」のところは見えなかった。致し方ない。
亀田のベース、浮雲のギターのリフが、驚くほどクリアに聴こえた。浮雲がワウペダルを駆使していたところも、伊澤がギターを弾いていた曲のときに、浮雲と交代でリフを担っていたのも、よくわかった。序盤、亀田はかなり屈みながらベースを弾いていた。浮雲と伊澤は要所で「遊んで」いて、浮雲の即興のリフに伊澤がキーボードを乗せていくような掛け合いもやっていた。バンド演奏は、名古屋のときよりヘヴィーな仕上がりになっていた気がする。
さて椎名林檎だが、特に後半において少し「挑戦的」になっていたように見えた。『OSCA』で少し暴走し掛かり(いい意味の)、それを素早く察知したメンバーが次々にアドリブを突っ込んできた。東京公演だから手堅くくるのかと思いきや、実験を放り込んできたのだ。
アンコールの1曲目は、『今夜は空騒ぎ』という未発表曲だった。レトロチックで、もしかすると誰かのカヴァーなのでは?とも思った。もしかしてツアー初公開なのかな。
去年の東京公演は、MCの全くない、緊張感に満ちたライヴだった。今回どうなるかなと思ったが、最小限にしゃべりつつ、ダレた空気を作ることなく一気にやり切った感じだ。東京公演は、明日と来週2公演があり、更には年末近くに東北で2公演が行われる予定。ワタシにとっての今年の東京事変は、これで見納めとなる。
来年、早くも新譜(ミニアルバムかな)と本ツアーのライヴDVD、ライヴベストのDVDが出るとのこと。楽しみは、まだまだ続く。
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