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エリック・クラプトンとスティーヴ・ウィンウッド、ジョイント来日公演スタート

Eric Clapton & Steve Winwood『Live From Madison Square Garden』

のジョイントでの来日公演が、17日の北海道公演からスタートしいている。ワタシは、19日の横浜公演に行く予定だ。

21世紀に入ってからのクラプトンは、さすがにスローダウンした感がある。これは本人も「残された時間はボーナスのようなもの」と公言している通りで、新たに曲を作るよりも、偉大なる先人へのリスペクトとその音楽の次世代への伝承、若き才能の後押し、そして共に同じ時代を生きた戦友たちとの邂逅、といったところにベクトルが向いている。

コレはコレで、ワタシはアリだと思っている。ロバート・ジョンソンやB.B.キングをいきなり聴くのは取っ付きにくいが、クラプトンというバーターがいることで幾分か親しみやすくなる。クリーム再結成は、中弛みのないステージだった。クロスロード・ギターフェスでは世代を問わず多くのアーティストと共演し、そこから派生したのがとの共演だった。2人名義での世界初の公演は、日本で行われた。

今回のスティーヴとの共演も、クロスロード・ギターフェスがきっかけになっている。2人は1969年にブラインド・フェイスとして活動。短命ではあったが、インパクトはあった。思えば、クリームにせよブルース・ブレイカーズにせよヤードバーズにせよ、ヴォーカルはさておいて演奏面が際立っていた。そこへきて、スティーヴの白人ソウルのような伸びがあって圧倒的なヴォーカルは、クラプトンを大きく刺激したはずだ。

がいたように、ジェフ・にロッド・スチュワートがいたように、クラプトンにはスティーヴがいた。歳こそ取ってしまったが、この組み合わせを観られる機会ができたというのは、やはりありがたい。セットリストも、ツアーまるまる固定ではないようなので、どうなるか楽しみだ。

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