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ビーディ・アイ(Beady Eye)の行く道は!?

Beady Eye『Different Gear, Still Speeding』

ライヴは予想以上にいい出来だったが、であればあるほど、ある想いが頭をよぎる。ビーディー・アイは一過性なのか、パーマネントなのか、と。ネガティブな仮定になりかねないところだが、現に今まで、ワタシは何度か目の当たりにしてしまっている。

ストーン・ローゼズ解散後にジョン・スクワイアが始めたシー・ホーセズは、アルバム1枚で解散。ジョンはソロ活動を経て、現在はなんと画家に。

解散後、クリスピアン・ミルズは3ピースバンドのジーヴァズを結成。アルバム2枚で解散し、クリスピアンはクーラを再結成させて活動中。

・アゲインスト・ザ・マシーンからザック・デ・ラ・ロッチャ脱退後、残る3人は元サウンドガーデンのクリス・コーネルを加えてオーディオスレイヴとして活動。アルバム3枚をリリースするも、やがてクリスは脱退してソロに転じ、ほか3人は不定期に再結成レイジで活動。

スマッシング・パンプキンズ解散後、ビリー・コーガンはズワンを結成。アルバム1枚で解散し、ビリーはソロ活動を経てを再結成させる。

それ相当の「仕事」をしたバンドを経て、別のバンドとしてまた成功するのは、ほんとうに難しい。過去には、ザ・ジャム/ザ・スタイル・カウンシルという例もなくはないが、ニュー・オーダーの場合はイアン・カーティスの死による建て直しで、スタカンも結局は解散している。

数少ない成功例として、3組が浮かんだ。まずは、を経たマーズ・ヴォルタ。そして、を経たパブリック・イメージ・リミテッドだ。ただこの2組、いずれも最初のバンドがインパクトこそ残しているものの、残した作品が多いとは言い難い。

あと1組は、を経ただ。ニルヴァーナは、残したオリジナルアルバムは3枚だが、アンプラグドやライヴアルバム、Boxなど、付随作品は豊富で、与えた衝撃はそれこそピストルズに比肩する。もうすぐ『Nevermind』の豪華盤もリリースされるし、いまだに話題に事欠かない。フーファイは、オルタナを出自としていたはずが今や押しも押されもせぬ王道バンドとして君臨している。

さて、/ビーディー・アイはどうなるか。そして、もうすぐノエルのソロアルバムもリリースされる。・・・とここまで来て、バウハウス/ラヴ&ロケッツ/ピーター・マーフィーのスタイルに似てることに気付いた。

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