Cocco@Zepp Tokyo
今回のツアーは60分ライヴと銘打たれていたので、淡々と歌って60分ではいおしまい、となるかと思いきや、結局1時間45分にも渡る、通常とほぼ変わらないライヴだった。
開演時間を10分ほど過ぎたところで客電が落ち、SEもない状態でバンド登場。最後に出てきたのがcoccoで、オープニングは『ニライカナイ』。続くはファーストから『首。』、そして早くもマストソング『強く儚い者たち』。正直、序盤は高音がかすれていたが、それも徐々に持ち直した。バンドは、ギター2人、ベース、ドラム、鍵盤の計5人。ワタシが観てすぐ名前がわかったのは、ギターの大村達身と鍵盤の堀江博久。
MC全くなしかと思いきや、中盤でCoccoが挨拶したのを皮切りに何度かしゃべっていた。60分ライヴなのだから、話よりも少しでも曲をやってほしい、と思っていると、『焼け野が原』『樹海の糸』の辺りで開始から60分を経過。しかし、バンドがこれで演奏をやめる様子もなく、まだ続く。『三村エレジー』あり、『眠れる森の王子様~春・夏・秋・冬~』あり、で、このライヴいつどうやって終わるの?という、妙な緊張感が漂う中、『絹ずれ~島言葉~』を経てラストは『玻璃の花』だった。歌い終わったCoccoはステージ上にうずくまり、大声で泣いていた。メンバーが彼女を抱き起こし、6人整列して礼をし、ステージを去る。すると、バックドロップに映像が流れ、明日3日から7夜連続でUSTREAMで流れるCoccoのインスパイアムービーの予告編だった。
個人的には、これが5回目のCoccoのライヴだったが、過去4回はいずれも武道館だった。Zepp Tokyoはライヴハウスとしてはキャパ最大の部類だが、当然ながら武道館よりは狭く、フロア後方で観ていたにもかかわらず、彼女の声や姿が目前に迫ってくるようだった。
1:ニライカナイ
2:首。
3:強く儚い者たち
4:Light up
5:十三夜
6:カウントダウン
7:4×4
8:クロッカス
9:のばら
10:カラハーイ
11:あたらしいうた
12:焼け野が原
13:樹海の糸
14:三村エレジー
15:Spring around
16:Stardust
17:眠れる森の王子様~春・夏・秋・冬~
18:蝶の舞う
19:絹ずれ~島言葉~
20:玻璃の花
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